空中衝突予防で合意か 米中、南シナ海念頭

 【共同】中国の習近平国家主席とオバマ大統領は25日、ホワイトハウスで会談する。中国による岩礁埋め立てで緊張する南シナ海上空などを念頭に、米中両軍機の偶発的な衝突を予防する方策で合意する可能性が出てきた。

 中国国防省の呉謙報道官は24日の定例記者会見で、米中の軍事当局が「軍事危機の通報」と、両軍機が「空中で遭遇」した際の安全行動規則に関する計二つの文書に署名したと明らかにし、「米中の戦略的相互信頼を高め、誤解や偶発的な事件を避けることに意義がある」と強調した。

 安全行動規則の実効性や、空中衝突予防が首脳会談の議題になるかどうかは不明だが、正式合意すれば一定の成果となりそうだ。

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