自動車製造大手のフォードは先日、自社のインフォテイメント・システム「シンク(SYNC)」のソフトウェアを更新し、アップル(Apple)製アイフォーン(iPhone)利用者がブルートゥース経由でシンクを介してシリ(Siri)の機能を使えるようにした。
シリは、アイフォーンに搭載される音声認識機能。
コンピュータワールドによると、シンクがシリに対応することで、シンク搭載車の運転者は、車載スクリーンやアイフォーンに目を移したり指触操作したりすることなく、ハンドルのボタンを長めに押すだけでシリを起動できる。これまでは、シンクとアイフォーンをUSBケーブルで接続する必要があった。
ソフトウェアの更新には約25分かかる。更新中に車を走らせることは可能だが、シンクは一時的にオフラインとなる。
シンク搭載車は現在、米国内で1200万台以上走っている。インフォテイメント・システムから無線接続によってスマートフォンを操作できるのは、フォードのシンクが初めて。
シンクがシリを使えるようになったことによって、対応車の運転者は、
*アイフォーンに記憶されている連絡先への電話
*レストランやそのほかの場所やサービスの電話番号探し
*各種の通知の設定
*天気用法の確認
*アイチューンズの音楽再生
*テキスト・メッセージを音声によって送受信
*アップルのマップスによる道案内
といった各種の機能を音声指示だけで利用可能となる。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ
-
米国特許商標庁、出願者らの個人住所流出が再発 〜「不注意」が原因、影響を受けた人たちに通知