年末の職場は生産性低下?〜労働者の半分は仕事中に買い物
- 2015年12月8日
- 米国ビジネス
仕事中にインターネットで年末の買い物をする人が増えていることが、就職情報キャリアビルダーの「サイバー・マンデイ調査」で分かった。
サンフランシスコ・クロニクルによると、調査は今年の8〜9月、フルタイム労働者3321人と管理職および人事担当者2326人を対象に行われ、労働者の50%が「今年の年末商戦期に職場でオンライン小売店にアクセスするつもり」と答え、前年から3%増加した。このうち42%は「買い物に1時間以上を費やす予定」と答えた。
勤務中に年末の買い物をするつもりという労働者は特に営業部門で多く、63%に上った。一方、雇用主はこの状況を好まず、12%は「オフィスで年末の買い物をしていた社員を解雇したことがある」と答えた。
企業は、オンラインショッピングに限らず社員が仕事以外のことに気を取られないようにするためさまざまな対策を導入しており、56%は職場で特定サイトを閲覧不能に、 36%は社員のオンライン行動を監視、55%はソーシャル・メディア活動を制限、28%は業務以外でインターネットを使った労働者を解雇する…といった規定を設けている。
これに対しキャリアビルダーの人事担当者は「社員は規則に従うべきだが、雇用主もあまり厳しくしすぎないよう注意すべき。社員が何に時間を使うかより業績を重視した方がいい」と話している。
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