サムスン、次世代車向け部品の開発事業に進出 〜 自動運転や接続技術に焦点

 韓国サムスン電子(Samsung Electronics)は9日、次世代車向け部品を開発する専門部署を立ち上げ、自動車技術市場の開拓を狙う米技術大手らに対抗する計画を明らかにした。

 ウォール・ストリート・ジャーナルによると、サムスンの新事業部門は、既存の中核3事業から独立した存在として、自律走行(自動運転)やインターネット接続車に使われる構成品の開発を専門に手がけることになる、と同社は説明したが、それ以外の詳細については明らかにしなかった。

 サムスンには現在、スマートフォン生産と電子構成品(おもに半導体とディスプレイ)、そして消費者電子製品(おもにテレビや洗濯機)という三本柱がある。

 同社が自動車部品および車載IT市場への進出について公式に発言したのは今回が初めて。スマートフォンやタブレットの市場が飽和状態に接近しつつある現在、同社は、次なる成長事業の確立に迫られている。

 サムスンの動きは、車載ITや自動運転技術、電気自動車技術の開発を進めているアルファベット(Alphabet)傘下のグーグル(Google)やアップル(Apple)の戦略に追随するものだ。

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