中国外務省は22日、王毅外相が23~25日の日程で訪米し、ケリー米国務長官らと会談すると発表した。北朝鮮核問題をめぐる国連安全保障理事会の新たな制裁決議案で合意点を見いだせるかが焦点。中国のミサイル配備で緊張する南シナ海問題では激しいやりとりが予想される。
北朝鮮制裁をめぐり米中両国は、新たな制裁決議の必要性では一致しているが、北朝鮮への石油輸出禁止などを盛り込んだ米の厳しい制裁案に中国は難色を示している。
中国外務省の華春瑩副報道局長は22日の記者会見で「強い制裁決議」に支持を表明しつつ、対話の重要性も強調。その上で、北朝鮮が米国に対し、朝鮮戦争休戦協定に代わる平和協定締結を求めていることを念頭に「朝鮮半島非核化と平和メカニズム転換を同時に進める構想を検討すべきだ」と述べた。(共同)
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