出会い系のITツールを使って恋人を探す人が、若者を中心に大きく増えている。
ロイター通信によると、ピュー・リサーチ・センターが2005年から米成人を対象に続けているインターネット利用状況調査で、15年は全米2001人のうち、出会い系のウェブサイトやアプリケーションを利用して恋人探しをしたことがある人が15%と、13年調査(2252人)の11%から上昇したことが分かった。中でも18〜24歳のグループでは27%と約3倍に増加し、特に「ティンダー(Tinder)」など携帯端末用の出会い系アプリを使っている人は5%から22%と4倍以上に増えた。
ピューのインターネット調査担当者アーロン・スミス氏は「ハイテク・ツールのユーザーは、これまでよりはるかに効率的かつ簡単にパートナー候補を絞り込むことができる」と指摘する。
携帯電話用の出会い系アプリは今や米成人のほぼ10人に1人が利用しており、その割合は3年間で3倍上昇。55〜64歳のグループでも出会い系サイトの利用率が12%と2倍に上昇している。
出会い系サイトを使った人の80%は「人と出会える良い方法」と考え、62%が「より相性の良い相手を見つけるのに役立つ」と考えている。ただし、利用者の45%は「他の出会いの方法より危険」、ほぼ3分の1は「常に選択肢があるため、かえって身を固めなくなる」とも考えている。
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