日本、米国、韓国は18日、ワシントンで3月31日から2日間の日程で開かれる核安全保障サミットに合わせ、日米韓首脳会談を開く方向で最終調整に入った。国際社会の反対を押し切り、核・ミサイル開発を進める北朝鮮に対抗するため、3カ国間の安全保障協力を強化する。日本は米国、韓国との2カ国首脳対話も模索する。
日米韓首脳会談が開かれるのは、2014年3月のオランダ・ハーグ以来。安倍晋三首相と韓国の朴槿恵大統領が顔を合わせるのは、昨年11月のソウルでの日韓首脳会談以来となる。首相は従軍慰安婦問題に関する昨年12月の日韓合意を追い風に、日米韓連携の促進も図りたい考えだ。
外交筋によると、日米韓は18日までに、北朝鮮による4回目の核実験や相次ぐ弾道ミサイル発射を踏まえ、3カ国首脳が対応策を話し合う必要性を確認した。所要時間は30分から1時間程度が見込まれる。オバマ大統領は会談で、同盟国の日本と韓国を北朝鮮の核の脅威から守る姿勢をあらためて強調し、不安解消に努めるとみられる。(共同)
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