17日のニューヨーク市場で原油先物相場は上伸し、指標の米国産標準油種(WTI)4月渡しが前日比1.74ドル高の1バレル=40.20ドルで取引を終えた。昨年12月以来約3カ月半ぶりに節目の40ドルを回復した。産油国の増産凍結に向けた会合開催が固まったことを好感。18日も40ドル付近で推移した。原油安にひとまず歯止めがかかった。
石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国は4月17日にカタールの首都ドーハで増産の凍結を話し合う会合を開く方針を固めた。世界の原油生産の約7割を占める15カ国程度が参加するとされる。
市場では「当初は会合の実現をいぶかる声もあったが、話し合いは前進している」(アナリスト)と好意的に受け止められている。(共同)
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