トランプ氏、強硬論を後退 イスラム教徒入国禁止巡り

 大統領選の共和党候補指名を確定させた実業家トランプ氏が、持論のイスラム教徒の入国禁止策について「全てのイスラム教徒が対象ではない」と主張を後退させている。共和党内外から批判がやまず、最新世論調査でも5割が反対と回答しており、11月の本選で不利になるとみて軌道修正を図ったもようだ。

 トランプ氏は25日、訪問先の英北部スコットランドで記者団から「イスラム教徒のスコットランド人は米入国を認められるのか」と問われ「問題ない」と応じた。CNNテレビのインタビューでは、入国制限対象は「テロ国家から来る人々」だと説明した。

 トランプ氏の陣営幹部は「入国禁止対象はテロを支援している国家からのイスラム教徒だ」と説明。全てのイスラム教徒を入国禁止にする意図はないと釈明、持論撤回との受け止めが広がった。(共同)

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る