パナソニック、大坪会長退任へ 巨額赤字の引責
- 2013年3月28日
- 日本発ニュース
【共同】パナソニックは28日、大坪文雄会長(67)が6月末で退任して特別顧問となり、後任に旧パナソニック電工出身の長栄周作副社長(63)が就任する人事を発表した。大坪会長が社長当時に決めたプラズマテレビへの投資や、三洋電機買収が巨額赤字を招いたことから、経営責任を明確化する。
2013〜15年度の中期経営計画も発表。14年3月期で500億円以上の連結純利益を確保。本業のもうけの営業利益を16年3月期に3500億円以上にする目標を打ち出した。営業利益の目標は1980年代のピーク時の約6割に当たる。
15年度に赤字事業をゼロにする方針を示したが、撤退を検討しているプラズマテレビ事業に関し、津賀一宏社長(56)は「(撤退は)最後の判断だ。がんばれる限りがんばる」と述べ、現時点で判断を保留した。
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