ウェイモ、29.99ドルでサブスク開始~ウーバーと真っ向勝負へ

ウェイモは、月額29.99ドルの会員制サービス「Waymo Premier」を開始した。オートモーティブ・ワールドが伝えた。

対象地域はサンフランシスコ、ロサンゼルス、フェニックスで、配車の優先受け付け、全乗車料金に対する10%還元、月5回までの無料キャンセル、新都市サービス開始への先行アクセス…といった特典を提供する。

当初は招待制で、ロボタクシーを頻繁に利用する数万人規模の顧客が対象となる。2025年末時点でサンフランシスコ・ベイエリアでのウェイモの平均乗車料金は17.25ドルだったため、10%還元だけで月額料金の元を取るには週4回程度の利用が必要になる。

今回のサブスクリプション(定額制)サービス開始は、利用者向けの方策であると同時に同業ウーバーへの対抗策でもある。ウェイモは近年、ダラス、ヒューストン、サンアントニオ、マイアミ、オーランドなどへ進出する際、自社アプリ中心の展開を進めており、ウーバーに支払う手数料を減らし、顧客とじかに関係を築こうとしている。ウーバー・アプリ経由のみで配車を行っているオースティンとアトランタでは新サービスを利用できない。

サブスク導入は、収益化の実験という意味合いも大きい。ウェイモの技術は設備投資負担が大きく、センサー搭載数を抑えたテスラ方式や、比較的低コストな中国勢と比べてもビジネスが資本集約型だ。高頻度利用者から継続収入を得ることで、単発乗車の収入より安定したキャッシュフローを確保でき、熱心な顧客の利用データも取得できる。

ウェイモは急速に利用者を増やしており、国内10都市における週あたりの有料乗車回数は、1年足らずで合計約50万回に倍増している。

(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

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