韓国から社員引き揚げを検討〜GM、北朝鮮の脅威に備え
- 2013年4月5日
- 米国ビジネス
ゼネラル・モーターズ(GM)は、朝鮮半島の緊張がさらに高まる事態に備え、韓国からの社員や生産の引き揚げを検討している。
ウォールストリート・ジャーナルによると、ダン・アカーソン最高経営責任者(CEO)が4日までにCNBCの経済ニュース番組「Squawk Box」で語った。GMは生産をほかの工場に移すと明言したほか、朝鮮問題は自動車業界全体に影響するとの認識を示した。
GMは現在、韓国に5つの工場を所有し、同国から約130万台を輸出している。
朝鮮半島情勢はこのところ緊迫度を強めており、北朝鮮は、韓国との経済協力事業である開城(ケソン)工業団地に韓国側関係者が入ることを禁じたほか、5年前に閉鎖した核施設の再開計画を発表した。また北朝鮮の軍部は、小型で軽量の先端核兵器を使った対米攻撃作戦がすでに承認されたと発表している。
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