「人権侵害」18人公表 米、ロシアに制裁
- 2013年4月12日
- アメリカ発ニュース
【共同】米政府は12日、ロシアで重大な人権侵害に関与したとして、ロシア内務省職員ら18人のリストを公表した。昨年12月に成立し、ロシアが猛反発した通称「マグニツキー法」に基づく措置。米国内の資産凍結やビザ発給停止といった制裁を科す。
ロイター通信によると、ロシアのペスコフ大統領報道官は「米ロ関係に極めて悪い影響をもたらす」と批判した。対象者は今後も増える見込みで、当面米ロ間の火種としてくすぶりそうだ。
マグニツキー法はロシア内務省当局者の横領を告発したマグニツキー弁護士が、2009年に獄中死した事件を機に制定された。ロシアは対抗措置として、米国人がロシア人を養子にすることを禁じる法律をつくった。
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