GM、中型ピックアップ刷新へ〜トヨタ「タコマ」に対抗
- 2013年4月18日
- 米国ビジネス
ゼネラル・モーターズ(GM)は、中型ピックアップ・トラックを完全刷新し、2014年に発売する。同部門で首位のトヨタ「タコマ」に対抗するのが狙い。GM北米部門のマーク・ルース社長が16日発表した。
AP通信によると、刷新の対象は色あせ気味の「シボレー・コロラド」や「GMCキャニオン」で、 モデルごとに異なる購買層をターゲットにする。キャニオンの新型はより機能的で仕事に使う労働者向け、コロラドの新型はリクリエーション機材の運搬にトラックを使うアウトドア派の若者向け。
特にコロラドは、西海岸の新世代を狙う。また、両モデルともカスタマイズ用に多様なオプションを提供する。ただ、コロラドとキャニオンの名称を残すかどうかは検討中という。
車体はいずれもタコマよりやや大きく、大型トラックの95%の機能を持ち、燃費はGMの大型トラックを上回る。同社の最新の大型ピックアップの燃費は、V8バージョンで高速道路走行が23マイル/ガロン(mpg)。
新しい中型モデルは、GMがアジアで販売する中型ピックアップとは大きく異なる。生産は、現在大型バンを生産しているミズーリ州ウェンツビル工場で行い、これに伴い同工場で1260人の増員を実施する。
現行モデルは今年に入って売れ行きが約80%も落ちており、1〜3月の販売台数はコロラドが2200台、キャニオンは600台。対するタコマは約23%増の3万9000台と、中型ピックアップ部門で首位に立っている。
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