昆虫ヒントに複眼カメラ 内視鏡に期待、米チーム
- 2013年5月1日
- アメリカ発ニュース
【共同】小さな目が無数に集まる昆虫などの「複眼」をヒントに、盛り上がった半球にたくさんのレンズを並べて画像を撮影できるセンサーをイリノイ大などのチームが開発、2日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
デジタルカメラに使うと、トンボやアリと同等の視野である160度の範囲の超広角撮影が可能。カメラからの距離が違う二つの物体にも同時にピントが合うため、チームは「監視装置や小型の内視鏡などに利用できるのでは」としている。
チームは弾力性のある樹脂製シートに、半径0.4ミリの小さなレンズを180個並べ、光を検出する「光ダイオード」という素子を貼り合わせて、半径7ミリの半球形に加工した。
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