トヨタ営業益1.8兆円へ 円安効果、14年3月期予想

 【共同】トヨタ自動車は8日、2014年3月期の連結営業利益(米国会計基準)が1兆8000億円になるとの予想を発表した。円安効果で輸出の採算が改善し、リーマン・ショック前の08年3月期に過去最高の2兆2703億円を記録して以来の高い水準となる。ダイハツ工業や日野自動車、中国などの合弁会社を含めたグループの販売台数は過去最高の1010万台と予想。景気回復に向け、関係企業の裾野が広い自動車産業の好業績は追い風となる。

 ただ長引いた円高で日本の製造業は生産の海外移転を進めており、国内の投資や雇用の増加にどの程度つながるのか不透明な面もある。

 トヨタは14年3月期予想で、為替レートを1ドル=90円と見込んだ。現在の為替レートは100円近くで推移。ドルに対して1円円安が進むと営業利益は400億円増えるため、「営業利益は2兆円台が視野に入った」(外資系証券)という見方もある。

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