対空システム売却計画なし ロシア、シリアに
- 2013年5月10日
- 世界のニュース
【共同】ロシアのラブロフ外相は10日、訪問先のワルシャワで記者会見し、ロシア製の高性能対空ミサイルシステム「S300」を、内戦の続くシリアに「売却する計画はない」と言明した。ロシア主要メディアが報じた。
一方、ロシア南部ソチを訪問中のキャメロン英首相はプーチン大統領と会談後、記者会見し「英国、ロシア、米国は全シリア国民の利益となる移行政府の樹立に向けて協力しなければならない」と述べた。
S300をめぐっては、ロシアがシリアに供与する計画があり、米メディアはイスラエルがロシアに対し売却しないよう要請していると報道していた。ラブロフ外相は、ロシアはシリア側と対空防衛システムの売却契約をかなり以前に締結しており、新規に売るつもりはないと強調した。
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