H3ロケット開発へ コスト削減、三菱重に
- 2013年5月17日
- 日本発ニュース
【共同】政府の宇宙政策委員会の専門部会は17日、H2Aロケットの後継となる大型ロケット「H3(仮称)」を新規に開発する方針を固めた。日本の主力ロケットの開発着手は1996年のH2A以来となる。文部科学省などは、開発費を約1900億円と見込み、2020年度の1号機打ち上げを計画している。
部会は、開発の実施主体を三菱重工業にゆだねる方向で検討中。民間のコスト意識を反映させて打ち上げ費を低減し、人工衛星の打ち上げサービスの競争力を確保する。
H2Aは95%を超える成功率を誇るが、費用が高い上に、人工衛星の大型化に対応しきれておらず政府衛星以外の需要がほぼないのが実情だ。
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