7月末までに実質合意を WTO交渉で危機感表明

 【共同】崩壊の危機にある世界貿易機関(WTO)新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)の非公式閣僚会合が30日、パリで開かれ、7月末までに一部分野で実質合意を目指すとの認識を共有した。12月にインドネシア・バリ島で開かれる公式閣僚会議に向け、出席した20カ国・地域は危機感を表明した。

 ドーハ・ラウンドでは関税手続きの統一など貿易円滑化や農業の一部分野での合意を優先して進める方針。しかし発展途上国と先進国の間には依然として隔たりがある。

 会合を主催したオーストラリアのエマーソン貿易相は「7月末までに隔たりが埋まらなければ、バリ島での閣僚会議で成果を得ることは物理上不可能だ」と述べた。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る