ヨルダンにF16配備へ シリア内戦拡大に備え

 【共同】米国防総省は3日までに、米軍とヨルダン軍の軍事演習の一環として、F16戦闘機や地対空誘導弾パトリオットをヨルダンに配備すると決定した。内戦が続くシリアの隣国ヨルダンの防衛を強化する意味合いもある。米CNNテレビが報じた。

 CNNによると、シリア国内のミサイルがレバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラの手に渡りつつあるとの懸念が出ていることを踏まえ、シリア国内の戦闘が周辺地域に波及する事態に対応する狙いがある。

 演習は今月実施される。米軍高官によると、ヨルダン側の求めがあれば、演習終了後も配備を継続する可能性もあるという。パトリオットはテキサス州の基地から送る予定。

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