「魔女狩り殺人」相次ぐ パプア、死刑適用に懸念も

 【共同】南太平洋のパプアニューギニアで「魔女狩り」が深刻化している。「魔術を使った」とされた女性が相次ぎ惨殺され、議会は12日までに、反逆罪などに限定されてきた死刑の対象範囲を拡大し、「魔術」を理由にした殺人の加害者にも適用できる法改正案を可決した。

 地元紙によると、20歳の女性が2月、公衆の面前で暴徒らに焼き殺された。この事件をめぐっては「女性が魔術を使って男の子を呪い殺したため(暴徒らに)報復された」と伝えられた。

 国連人権高等弁務官事務所は、「魔術」を理由にした殺人など「憎むべき犯罪」が増えていると非難し、パプアニューギニア政府に対策を要求。しかし、その後も「魔女」とされた女性が拉致され熱した鉄の棒を押し付けられたり、首を切断されたりした。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る