ロシアのロケット炎上、墜落 17秒後にエンジン停止

 【共同】ロシア宇宙庁は2日、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地からロケット「プロトンM」を打ち上げたが、ロケットは間もなく不規則な動きを始めて一部が空中分解し、炎に包まれながら墜落した。けが人や打ち上げ施設の破損などの情報はない。

 宇宙庁は、ロケットは打ち上げ17秒後にエンジンが停止し、打ち上げ地点から約2.5キロ離れた地点に落下したと発表。事故原因の解明に乗り出した。

 プロトンMには、ロシア独自の測位システム「グロナス」用の人工衛星3基が搭載されていた。ロシアの宇宙開発分野では近年、無人宇宙貨物船や火星探査機の打ち上げが相次いで失敗に終わっている。ロシア宇宙庁は打ち上げの中継画像をウェブサイト上で公開していた。

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