CIA元職員、ロシア入国へ 亡命審査期間中に滞在

 【共同】ロシア連邦移民局は24日、米情報機関による個人情報収集活動を暴露し、6月からモスクワの空港の乗り継ぎ区域にとどまってきた米中央情報局(CIA)元職員エドワード・スノーデン容疑者(30)に対し、ロシア滞在の許可証を発行した。元職員は空港を離れる準備を始めたという。ロシアのメディアが報じた。

 元職員は今月16日、ロシアへの一時亡命を申請。滞在許可証発行により、最長3カ月とされる亡命審査の期間中、ロシアに滞在できる。元職員は香港からモスクワの空港に到着した6月23日以来、乗り継ぎ区域にとどまっており、入国すれば事態は新局面を迎える。

 スパイ活動取締法違反容疑で元職員を訴追し、送還を求めるオバマ米政権が反発を強めるのは必至。ロシアのプーチン大統領は身柄引き渡しの考えはないとしており、9月にモスクワで首脳会談を予定する米ロ関係は大きな影響を受けそうだ。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る