鶴岡氏、各国を質問攻め 「手ごわい」と関係者

 【共同】「正式な交渉参加国になったのに、どうして(情報を)シェアできないのか」。マレーシア東部コタキナバルで24日開かれた環太平洋連携協定(TPP)の日本集中会合で、日本の鶴岡公二首席交渉官は、居並ぶ米国など先行11カ国の首席交渉官らを質問攻めにした。

 同会合に出席した交渉関係者が明らかにした。関税撤廃の例外要求などはなかったというが、この関係者は「手ごわいネゴシエーター(交渉人)という印象だ。25日以降に(コメなど)重要品目の主張をするのではないか」と述べ、警戒感を示した。

 関係者によると、鶴岡氏は「市場アクセス」や「知的財産」など各分野にわたって矢継ぎ早に質問を浴びせた。

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