高齢者にゲーム、効果あり 認知力アップと米チーム
- 2013年9月4日
- アメリカ発ニュース
【共同】パソコン画面上で車を運転する治療用ゲームを続けることで、高齢者の認知能力を高めることに成功したと、カリフォルニア大サンフランシスコ校の研究チームが5日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
1カ月に計12時間プレーすると、異なる作業を同時にこなす能力や集中力が高まり、半年後も効果が持続した。年齢とともに働きが衰える脳に、回復可能な柔軟性があることを裏付ける成果だ。
ただチームの研究者は「今回のゲームは脳機能を高める目的で慎重に設計した」と強調。「脳トレーニング」などをうたって市場に出回る多くのゲームの効果は不明だとしている。チームは治療用ゲームを開発しているアキリ・インタラクティブ研究所(マサチューセッツ州ボストン)と実用化を目指す。
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