遺族ら北朝鮮入り 日本人埋葬地で墓参へ

 【共同】終戦前後に現在の北朝鮮地域で死亡した日本人の遺族7人が19日、墓参のため、経由地の北京から北朝鮮の平壌に空路到着した。28日まで北朝鮮に滞在し、北東部清津や東部咸興にある日本人埋葬地などを訪れる。

 昨年8月以降、日本人の遺族らが墓参のため5回にわたり訪朝しており、今回で6回目。

 幼少期の9年間を清津で過ごし、日本に引き揚げる際に妹と弟を栄養失調で亡くしたという兵庫県明石市の関孝三郎さん(79)は、平壌に到着後「いっぺんこの地に来て、思い出の場所に行きたいと思っていた。平壌に来ただけで胸が詰まる」と感極まった様子で話した。

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