来月8日にも取り出し 第1原発4号機の燃料 廃炉作業、新たな段階へ

 【共同】東京電力が福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールに保管している1533体の燃料取り出しについて、早ければ11月8日にも開始する方針を固めたことが23日、関係者への取材で分かった。廃炉が決まっている1-4号機のプールからの本格的な燃料取り出しは2011年3月の事故以来、初めてとなる。当初計画では11月中旬の開始予定だった。

 政府・東電が示す廃炉工程表は三つの期間に分かれており、「第2期」に当たる4号機プールからの燃料取り出し開始で、廃炉工程は新たな段階に入る。取り出し作業は来年末まで続く見込み。

 震災時に定期検査中だった4号機は、原子炉建屋が水素爆発で大破。東電はプールを支える補強工事をしたが、地元などから大地震でプールが崩壊する恐れがあるのではないかと不安視する声が上がり、早期の燃料取り出しが求められている。

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