クライスラー、メキシコに12億ドル投資
- 2013年11月4日
- 自動車関連
クライスラーは12億4000万ドルをメキシコのサルティロ工場に投じ、1570人を新たに雇用する。およそ11億ドルはRamプロマスター車の組立て工場の建設費で、残りはタイガーシャークのエンジン組立てラインの増設費用だ。2014年の上四半期には生産が開始される。
2013年7月から組立て工場の稼働が始まっているが、12月までに1100人を新たに雇用する。
新しいラインによってメキシコにおける戦略的パワートレインの生産が強化される。2.0リットルと2.4リットルのタイガーシャークエンジンは同社の主力製品HEMI V-8エンジンと平行して生産される。2.4リットルエンジンはマルチエアー仕様で、2014年ジープ・チェロキーとダッジ・ダートに搭載されている。マルチエアーシステムは少ない燃費消費と排気でパワフルな回転をするのが特徴だ。新しい雇用によってサルティーロ工場の従業員は6500人となる。RamプロマスターとタイガーシャークはメキシコとFTA協定を結んでいる各国市場へ輸出される。
クライスラーメキシコは1938年に設立され、サンタフェに本部を置く。トルカとサルティロに6工場あり、メキシコシティーに自動車エンジニアリングセンターがある。一台あたり17秒でエンジンを生産している。
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