新車のローン購入を支援〜配車サービス「ウーバー」

 会員制の配車サービス業者ウーバー(Uber、カリフォルニア州)はこのほど、GMとトヨタ、複数の自動車ローン会社と提携して新車購入の融資制度を試験的に開始した。

 サンフランシスコ・クロニクルによると、ウーバーの新車ローン支援は、本社があるサンフランシスコをはじめ、ダラス、シカゴ、ニューヨーク、フィラデルフィア各都市が対象。

 運転手を抱えていないウーバーは、登録した一般人ドライバーと乗客を結び付けて手数料を取るマッチングサイト。車を呼びたい人はスマートフォンに専用アプリケーションをダウンロードし、クレジットカード番号を登録するだけで手配が可能になる。

 ドライバーのクラウドソーシングとして注目を集めるウーバーは、世界60都市でサービスを展開しており、2カ月連続で売上高20%増を記録している。今夏はグーグル・ベンチャーズなどから2億5800万ドルの資金を調達し、東京とモスクワ、コロンビアのサンティアゴ・デ・カリに進出した。

 トラビス・カラニック最高経営責任者(CEO)によると、ウーバーは低利の融資制度を通じ、同社のネットワークに参加したいドライバーや起業家を取り込もうとしている。ドライバーは週50〜60時間の運転で年収10万ドルを目指すことも可能で、「唯一の収入源である必要はないが、この仕事だけでも十分」とカラニックCEOは語った。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る