「墜落地点」と推定 マレーシア機捜索で豪

 【共同】インド洋南部に墜落したとされるマレーシア航空機をめぐり、オーストラリアの海事安全局などは28日、キャンベラで会見し、新たに同国西部パース西の約1850キロ付近に設定した捜索海域が、現時点では墜落地点と推定されるとの見方を示した。航空機10機や船舶が捜索に当たる。

 海事安全局によると、新たな海域はこれまで捜索してきた場所より1100キロ北東のオーストラリアの沿岸寄りで、広さは31万9000平方キロ。付近の水深は2000〜4000メートル。

 マレーシア機が消息を絶つ前に南シナ海からマラッカ海峡にかけて飛行した際のレーダーのデータ解析を続けたところ、マレーシア機が従来の推定より高速で飛行しており、より多くの燃料を消費するため実際の飛行距離が短くなることが分かった。同機が墜落まで一定のスピードを保って飛行していたとの見方も示した。

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