デル、ビッグ・スイッチと提携 〜 SDNソリューションと関連製品を提供

 デル(Dell)とビッグ・スイッチ・ネットワークス(Big Switch Networks)は、デルが自社の高性能オープン・ネットワーキング(Open Networking)スイッチに、ビッグ・スイッチのアプリケーション「ビッグ・タップ(Big Tap)」とOS「スイッチ・ライト(Switch Light)」を搭載し提供する内容の戦略的合意を締結した。

 今回の合意は、ソフトウェア定義ネットワーク(SDN=software-defined networks)への企業の移行を支援するのが狙い。

 データ・センター・ノーレッジ誌によると、両社は同合意によって、次世代SDNの提供とソフトウェア定義データ・センターの実現で協力する。

 具体的には、デルが自社のイーサーネット・スイッチ製品「S4810」および「S6000」シリーズを皮切りに、ビッグ・スイッチのスイッチ・ライトOSを2014年第2四半期から搭載する。

 デルはまた、ビッグ・スイッチのSDNコントローラー・アプリケーションを提供することにも合意。まず、SDN基盤通信網監視ソリューション「ビッグ・タップ・モニタリング・ファブリック(Big Tap Monitoring Fabric)」を2014年第2四半期から提供開始する。

 ビッグ・スイッチのダグラス・マレー最高経営責任者(CEO)は、「(両社が協力することで)SDNの利益をより多くの企業が享受できるようになる」と話した。

 デルは、標準基盤の通信網機器とOS、そしてアプリケーションの公開生態系の構築を目指しており、ビッグ・スイッチとの提携もその一環として行われる。

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