豪雨でGM研究所など閉鎖〜ミシガン南東部
- 2014年8月13日
- 米国ビジネス
ミシガン州南東部で11日夜に強い雨が降り、デトロイト郊外ウォレンにあるゼネラル・モーターズ(GM)の技術センターが閉鎖するなど米自動車メーカーの各拠点が影響を受けた。
ロイター通信によると、デトロイト市は「ほぼ90年ぶりの豪雨」と発表し、洪水や停電、幹線道路の通行止めなどの被害があったことを明らかにした。契約業者を含め1万9000人が働くGM技術センターは、浸水による停電で閉鎖された。センターには研究・開発(R&D)、情報技術(IT)、顧客満足度といった研究部門が集まる。再開の日程は未定。
フォードでは一部の工場に影響が出た。ディアボーンのトラックおよびプレス工場、ウェインの組立工場、スターリングの車軸および変速機工場、ウッドヘブンのプレス工場では操業のペースを落としている。ミシガン拠点のサプライヤーに浸水被害があった関係で、同社のシカゴおよびケンタッキーの組立工場でも生産に多少の支障が出ているという。ただし同社で業務を停止している拠点はない。
クライスラーでは、組み立てやプレスなど州内の4工場で浸水被害があった。12日以降は欠勤が普段より多く、通行止めなどの影響で出荷ペースが下がっているという。
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