劣化し破れる除染袋 ずさん管理や規格外品
- 2014年8月18日
- 日本発ニュース
【共同】東京電力福島第1原発事故に伴う除染で出た汚染廃棄物を保管する「フレコンバッグ」(除染袋)などが各地の仮置き場で劣化して破れ、中身が漏えいするケースが相次いでいる。環境省の規格外品が使われたり、管理がずさんだったりするのが原因。放置し続ければ住民の不安を招きかねず、除染の進展にも影響しかねない。
原発事故から間もなく3年半。国は来年1月までに中間貯蔵施設への搬入を始める予定だが、福島県や候補地の双葉、大熊両町との交渉が難航し建設のめどが立っておらず、今後さらに破損が増える恐れがある。
同県双葉郡内の仮置き場の一つでは8月上旬、除染袋が複数破れて砂利などが漏れ出していた。昨年9〜12月の除染の際に使われた除染袋が野ざらしで保管されており、業界団体によると規格外の袋だという。
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