採血1回で13種のがん発見 負担少ない検査法開発へ

 【共同】国立がん研究センターと東レなどは18日、1回の採血で13種類のがんを発見できるシステムの開発を始めると発表した。身体的な負担の少ない血液検査でがんの疑いがある人を見つけ、詳細検査を受けてもらう想定。早期発見、治療開始によって、がん克服につなげたいとしている。

 事業は本年度から5年間。対象は、胃、食道、肺、肝臓、胆道、膵臓、大腸、卵巣、前立腺、ぼうこう、乳房のがんと、肉腫、神経膠腫。

 がん発見の目印にするのは、血液や唾液などの体液に含まれ、人間では2500種類以上が確認されているマイクロRNAという物質。近年、乳房や大腸など、がんの種類により、異なったマイクロRNAが血液中で増えることが分かりつつあり、診断への利用に期待が高まっている。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る