シリア内戦の死者19万人超 国連、1年間で2倍以上
- 2014年8月22日
- 世界のニュース
【共同】国連のピレイ人権高等弁務官は22日、内戦の続くシリアで2011年3月に反体制デモが活発化してから、今年4月までに確認された死者が少なくとも19万1369人に上るとの調査結果を発表した。昨年4月までの死者数は約9万3000人で、1年間で2倍以上に増えた計算となる。
ピレイ氏は「不幸にも、実際より少なく見積もられているとみられる」と指摘、さらに多くの犠牲者が出ている可能性があるとした。さらに「世界で他にも多くの武力紛争が発生し、シリア内戦が国際的な関心を失っているとすれば非常に遺憾だ」と強調した。
犠牲者が最も多い地域は首都ダマスカス近郊で約3万9400人。北部アレッポの約3万1900人、中部ホムスの約2万8200人が続いた。
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