IWC、調査捕鯨先延ばし案可決 反捕鯨国賛成 日本は再開堅持

 【共同】スロベニア南部で開催中の国際捕鯨委員会(IWC)総会は18日最終日を迎え、調査捕鯨を許可するまでの手続きを増やして制限を加え、南極海での調査捕鯨計画を策定する日本の調査捕鯨を事実上先延ばしすることを求めたニュージーランド決議案を賛成多数で可決した。

 採決を受け、日本政府代表は「科学的なデータの収集はクジラの資源管理を行っていく上で必要不可欠だ」と述べ、予定通り2015年度から南極海での調査捕鯨を再開する方針を堅持する考えを示した。

 決議には法的な拘束力はないが、日本が調査捕鯨を強行した場合、反捕鯨国からの反発が強まることは必至だ。

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