iPSで軟骨の病気再現 治療薬候補を発見、京大
- 2014年9月19日
- 日本発ニュース
【共同】軟骨が十分に成長しない病気の症状を、患者から作った人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使って体外で再現した上でコレステロール低下薬「スタチン」を投与すると、症状が改善することを京都大や兵庫医大のチームが発見し、17日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。
チームの妻木範行京大教授(細胞誘導制御学)は「安全性や有効性を検討し、2年以内に治験に取り組みたい」と説明。ただ「スタチンを直接飲んでも効果はない。成長に必須なコレステロールの値を低下させる危険な行為で、自己判断での服用は控えて」と話した。
病気は軟骨無形成症とタナトフォリック骨異形成症。FGFR3という遺伝子の変異により軟骨ができず、低身長になるなどの症状が出る。有効な治療薬はないという。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ