欧州の車部品大手を買収へ パナソニック、運転支援技術を開発

 【共同】パナソニックがスペインの自動車部品大手フィコサ・インターナショナルを買収する方針を固めたことが25日、分かった。来年3月までにフィコサの株式の50%前後を取得し、傘下に収める方向。株式取得額は数百億円規模の見込み。パナソニックは自動車を成長分野と位置付けており、事故を防ぐ先進運転支援システム(ADAS)などの共同開発を目指す。

 パナソニックにとって自動車関連では初の大規模な合併・買収(M&A)となる。

 ADASは有望分野で、自動車メーカーなどが開発にしのぎを削っている。フィコサは自動車用ミラーに強く、安全運転技術にも力を入れている。ミラーはADAS搭載の次世代自動車の重要な部品だ。後発組のパナソニックは有力企業の買収でライバルに対抗する。

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