アマゾン、ハード部門を拡張〜スマート機器の開発強化

 オンライン小売り大手アマゾンが、電子書籍リーダー「キンドル」などの消費者電子機器を開発するハードウェア部門「ラブ126」の人員を向こう5年間に27%以上増やす計画であることが分かった。

 ロイター通信によると、アマゾンは今年6月、カリフォルニア州から120万ドルの税控除を取り付けており、これと引き換えにシリコンバレーを本拠にするラブ126のフルタイム社員を、2013年の約3000人から19年までに3757人以上に増やす。

 州知事のウェブサイトに掲載された合意書によると、同社はこの合意に伴い、サニーベールとクパティーノで行っているラブ126の業務に5500万ドルを投資する。ラブ126は今年、携帯電話「ファイア」のほか、セットトップボックス、いくつかの新しいタブレット型多機能端末や電子書籍リーダーを発表している。

 現在はネット接続機能のあるスマート家庭機器の開発を進めており、関係者の話では、台所や物置に設置し、ボタンを押すだけで洗剤などの商品を注文できる単純なWi-Fi機器を試験中。ウェアラブル(装着可能な)機器にも関心を持っているという。

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