多国籍企業の税優遇廃止へ アイルランド
- 2014年10月16日
- 世界のニュース
【共同】アイルランドが、アップルなどの多国籍企業に適用してきた法人税の優遇措置を廃止する。欧米では企業の課税逃れに対する批判が強まっており、アイルランドは、法人税の負担を軽くし、企業の進出と投資を呼び込む政策の見直しに追い込まれた。
廃止するのは「ダブル・アイリッシュ」と呼ばれる制度。事業の運営会社と知財管理の関連会社をアイルランドに設け、関連会社の税法上の本拠を他国の租税回避地に置いて利益を移転しても課税しない仕組みだ。一定の条件で適用してきたが、来年以降は実施しない。
ロイター通信によると、ヌーナン財務相は「現在の適用企業には2020年までに新たなルールをつくる」と語った。
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