政府調達協定からJR除外 EU合意で自由度確保

 【共同】欧州連合(EU)は15日、ブリュッセルで開いた加盟国の大使級会合で、JR東日本、東海、西日本の3社を、一定額以上の調達に国際的な入札を義務付ける世界貿易機関(WTO)の政府調達協定の対象から外すことで原則合意した。EU外交筋が明らかにした。

 これまでEUだけが除外についてWTOに異議を申し立てていたが、異議の撤回によりJR3社は調達の自由度が確保される。21日の閣僚理事会で最終決定する。

 鉄道分野の調達問題は、日本とEUの経済連携協定(EPA)締結交渉でも主要な争点。鉄道市場への参入拡大を求めるEUに対し、日本はJR3社による入札情報の公開など透明性向上を約束、EUは改善が見られると評価した。これがWTOへの異議撤回にもつながっており、EPA交渉に弾みがつきそうだ。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る