恣意的区割りに高まる批判 共和党優位の下院選
- 2014年10月24日
- アメリカ発ニュース
【共同】11月4日に迫った中間選挙の連邦議会下院選では、野党共和党の優勢が伝えられる。同党に有利な「ゲリマンダー(恣意的な選挙区改変)」も指摘され、政治の二極化を招いているとの批判も。州議会与党が区割りに強い影響力を持つ制度の見直しを求める声が高まる。
ペンシルベニア州アレンタウンのピアノ教師アマンダ・ホルトさん(32)は2011年、州議会与党の共和党が主導して作成した同議会の選挙区割り案で、地域の不自然な分割に気づいた。「有権者の意向が反映されない」。異議申し立て制度を使い選挙区の対案を示した。
州最高裁は12年、ホルトさんの案の方が、地域の一体的な区割り原則を定めた州憲法に合致すると判断。州議会側は微修正した案を再提示し、承認された。
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