気象局もサイバー攻撃受ける〜中国関与か
- 2014年11月13日
- 米国ビジネス
米気象予報機関(NWS)を管轄する海洋大気局(NOAA)のコンピュータ・システムがここ数週間、中国のハッカーに侵害されていたことが、12日明らかになった。
AP通信によると、NOAAは同日発表した声明で、管理する4つのウェブサイトが「インターネット経由の攻撃によって故障した」と認めた。NOAAのスコット・スマレン報道官は、攻撃の発信源について言及を避けた。
報道官によると、攻撃に気づいたNOAAの職員が保守点検を実施し、サイトは完全復旧した。気象予報の発表に影響は出ていないという。
NOAAの予算を管理する下院小委員会のフランク・ウォルフ委員長(共和)は、NOAAからハッキング被害の報告を受けた際、中国のハッカーによる攻撃であると説明されたと語った。
米国では今年に入り、人事管理局など政府機関へのサイバー攻撃が相次いでいる。最近では10日、郵政公社(USPS)がコンピュータ・ネットワークへのハッキング攻撃で職員や一部顧客の個人情報が流出した可能性があると発表した。ワシントン・ポストはこれに中国政府のハッカーが関与していると報じた。
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