事前情報、阻止に生かせず ムンバイ同時テロ、米報道

 【共同】ニューヨーク・タイムズ(電子版)は21日、2008年11月のムンバイ同時テロ発生前に、米英両国やインドの各当局がそれぞれ関連情報を得ていたものの、連携が不十分だったため、阻止につなげられなかったと伝えた。

 英当局は、テロ関与が指摘されるパキスタン拠点のイスラム過激派「ラシュカレトイバ」幹部の通信を監視していたが、差し迫った脅威はないと判断した。米国は独自に同過激派によるテロ計画の兆候をつかみ、インド当局に複数回伝えたが、インド側は徹底した措置を取らなかったという。

 一方、米当局は襲撃対象の選定に関わったパキスタン系米国人の妻から、夫がテロリストで、ムンバイで不可解な活動をしているとの情報を得ていたのに追跡捜査を行わなかったとしている。

 当時のインド高官は同紙に「襲撃が起きて初めて各国が(情報)共有を始め、全体像が明らかになった」と振り返り、共有不足を認めた。

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