中国船が一時領海侵入 尖閣周辺、調査船も活動
- 2014年12月23日
- 世界のニュース
【共同】23日午前10時ごろ、沖縄県・尖閣諸島周辺の領海に中国海警局の船2隻が相次いで侵入、約2時間航行し、領海外側の接続水域に出た。海上保安庁の巡視船が確認した。中国当局の船による領海侵入は19日以来で、今年に入り31日目。
23日午後5時50分ごろには、尖閣諸島・大正島の北約87キロの排他的経済水域(EEZ)で、中国の海洋調査船「海大号」が何らかの物体を海中に投入したのを海保の巡視船が確認。「同意のない調査活動は認められない」と中止を求めると、調査船は物体を回収した。
第11管区海上保安本部(那覇)によると、領海に侵入した2隻は「海警2166」「海警2401」。領海外に出るよう巡視船が警告すると、無線で「釣魚島(尖閣諸島の中国名)および付属の島々は古来、中国固有の領土だ」と応答があった。
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