教会、関係改善に貢献 米キューバ、過去に弾圧も

 【共同】長年激しく対立してきた米国とキューバが国交正常化へ動き始めるまでの過程には、かつてキューバ政府に弾圧されながら、近年は国際社会との仲介役として重みを増しているカトリック教会の存在が欠かせなかった。ローマ法王フランシスコも両国首脳に直接歩み寄りを呼び掛けるなど、水面下で大きな役割を果たした。

 キューバのカトリック司教会議の事務総長を務めるフアンデディオス・エルナンデス司教(66)は「教会とキューバ政府は対話を重ね、時代とともに関係は変わった。今は政府も教会の価値を認めている」と話す。

 革命直後の1960年代、富裕層に信者が多かったカトリック教会は、社会主義に転じた政府と距離を置いた。政府は革命政権転覆を目指す勢力のシンパとみなした聖職者を国外に追放した。

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