WHO、組織改革へ本腰 エボラ出血熱対応に猛批判で

 【共同】西アフリカで流行するエボラ出血熱の対応をめぐり「対応が鈍い」と猛批判を受けた世界保健機関(WHO)が組織改革に本腰を入れ始めた。今後新たに感染症が流行した際に適切に対処できるよう基金の創設や人員の拡充を目指す方針。専門家からは「官僚的な体質そのものを変えるべきだ」との声も出ている。

 「WHOを含む世界の対応はあまりに遅く、目の前で起きた出来事(の重大さ)を見抜けなかった」。WHOのチャン事務局長は25日、ジュネーブで開かれたエボラ出血熱に関する特別会合で対応の失敗を認め、今回の経験を今後の教訓にすべきだと訴えた。

 エボラ出血熱の感染拡大が深刻化した昨年夏ごろ以降、WHOに対しては「無能な職員や官僚的な組織体質から初動に失敗、感染拡大を防げなかった」との批判が噴出。組織改革を求める声が内外から高まっていた。

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