「最前線」首相、初の米議会演説 「戦後の和解」アピールへ
- 2015年4月6日
- 日本発ニュース
【共同】安倍晋三首相は大型連休の訪米時、日本の首相として初めて、上下両院合同会議での演説に臨む。「70年前に敵国だった日米は戦後和解し、平和実現のために協力してきた」(政府筋)とアピールする構えだ。歴史認識問題で日本を揺さぶり続ける中国と韓国に、日米の絆を見せつけ、けん制したいとの狙いが透ける。ただ、米国を味方に引き入れたいのは中韓も同じ。どこまで奏功するかは見通せない。
「かけがえのない同盟関係を発展させ、国際社会の平和と繁栄に一層貢献していくというメッセージを世界に発信する絶好の機会だ」。菅義偉官房長官は6日午後の記者会見で、首相の米議会演説の意義を強調した。
経済的観点から中国重視路線に傾くオバマ米政権に、アジア太平洋地域の最重要パートナーは民主主義国であり同盟国である日本だと認識させたい-。政権中枢にはこうした思いが垣間見える。
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