米国債保有、日本再び首位 6年半ぶりに中国抜く

 【共同】米財務省が15日発表した国際資本統計によると、2月末時点の米国債の国別保有額で、日本が中国を抜いて2008年8月以来6年半ぶりに首位になった。中国が保有額を徐々に減らしているため。世界最大の規模を誇る外貨準備の運用先を米国債以外の資産に広げていることなどが背景にあるとみられる。

 日本の保有額は公的部門と民間を合わせ1兆2244億ドル(約145兆8000億円)、中国は1兆2237億ドル(約145兆7000億円)だった。日中とも1月末より保有額を減らしたが、中国の減少幅が日本より大きかったことが逆転につながった。ただ差はわずかで、中国の保有額が再び日本を上回る可能性がある。

 昨年の2月末と比べると、中国の保有額は492億ドル減り、日本は136億ドル増えた。日本の投資家が主要国の国債の中では利回りが高く、安全な資産とされる米国債への投資を増やしたことなどが要因とみられる。

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