ターゲットのサイト一時停止〜リリー・ピュリッツァー人気で
- 2015年4月21日
- 米国ビジネス
小売りチェーン大手ターゲットの通販用ウェブサイトが19日早朝、カラフルなプリント柄が特徴の高級ブランド「リリー・ピュリッツァー」のミニ・コレクション発売に伴うアクセス集中で、約20分間ダウンした。
ウォールストリート・ジャーナルによると、同社がリリー・ピュリッツァーと提携した今回のコレクションは、水着、シフトドレス、ジャンプスーツなど250品目を同ブランドの通常価格より大幅に安く提供している。当日は午前8時の実店舗開店前に商品をチェックしようと大勢が早朝からサイトにアクセスしたもようだ。
また午前中はサイト訪問数が制限されたため、多くのショッパーがサイトや携帯端末向けの買い物アプリケーションを使えず、ウェブ販売開始も予定の中部時間午前3時から2時間遅れた。ターゲットにとって、有名デザイナーとの提携は商品の販売より話題作りが目的で、ターゲットは「カプセル・コレクション」と呼ばれる高級ブランドの販売でチープシックのイメージを保ち、他の安売り店との違いを出しながら高所得層の取り込みを図っている。
ターゲットが高級ブランドに倣って在庫を抑えているため、サイトの混雑で客は迷惑したが、このコレクションの大ヒットは一目瞭然で、サイトのアクセス数はブラックフライデー(感謝祭直後の金曜日)並みとなり、オンラインでは販売開始後3時間ほどで関連商品がほぼ完売した。実店舗にも多くの客が詰めかけ、ニュージャージー州ワトチャングの店舗では午前6時頃から列ができ、開店後30分以内に完売したという。
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